PAT.

ユーザーの声を基に開発しました

fix-F4

​ねじロックレス・セムスレス緩み抑制機能ねじ

PAT.

1.ユーザーの声を基に開発しました

「ねじの弛み止めをなくすことは出来ないか」

そんな某カメラメーカーのベテランエンジニアからの要望で開発したのがfix-F4です。

ねじロック剤が不要となり、コスト低減が実現。

​締結物が金属系の筐体及び周辺部品の組み立てに最適な製品です。 

また、同じ弛み抑制効果を目的としたWセムス(座金組み込みねじ)の代わりにもなるので、スプリングワッシャーによるねじの傾きやねじ整列時の平ワッシャー同士の重なりによるチョコ停も防止でき、ねじ締めの自動化、そして製品の軽量化にも最適です。

2.軸力がトルクに変換される割合

​ねじの締め付けトルクは、

  • 50%は頭部の座面摩擦力 

  • 40%はねじ部の摩擦力

により損失してしまい、部材を固定する力「軸力」は10%程度にしかならないと

言われています。

​ねじが緩むのを防ぐ為にねじ部にロック剤と呼ばれる緩みどめを塗布し、ねじ部の摩擦力を上げる方法がありますが、ねじ部の摩擦力が上がることは軸力に変換されるトルクの割合をより下げてしまうことを意味します。

それ以外にも、緩みどめには

  • 緩みどめが剥がれて製品内部に残る

  • 繰返し使えない ※一部繰返し使用可能な製品あり

  • コストがねじより高い

などの欠点があります。

また、緩み抑制効果があり、緩みどめよりコストが安いので幅広く採用されているのがスプリングワッシャー(SW)と呼ばれるワッシャーが組み込まれた​Wセムスなどのねじです。

しかし、このねじにも

①単重が重い

​②スプリングワッシャー(SW)の潰れ具合により緩み抑制効果にばらつきがある

③スプリングワッシャー(SW)によりねじが傾く

​④平ワッシャー(PW)同士が重なり、ネジ供給機からねじが拾えない

​などの欠点があります。

 

fix-F4はその独特のねじ山形状によりねじ山摩擦力を下げ、締め付け後に生まれる

弾性応力により”軸力”を上げ、緩みどめやWセムスが持つ問題をすべて解決します。

1397581_s.jpg
スプリングワッシャー.jpg
平ワッシャー同士の重なり.jpg

スプリングワッシャー

Wセムス

スプリングワッシャー②.jpg

③SWによりねじが傾く

④PW同士が重なりねじが拾えない

軸力.jpg
面当たりと点当たり.jpg

3.製品特徴

ねじ山が非対称形状

ネジ3 (3).png
ネジ4 (3).png

<締結時>

ねじロック剤がついておらず、30°の雌ねじに対してfix-F4のねじ山を20°にすることでねじ山摩擦力を軽減し、相手ナット(雌ねじ)へ低い抵抗で​締め付けることができる。

<締結完了>

締結時の低い抵抗及びねじ山先端部が相手ナットに押し付けられた際に生じる弾性応力により軸力がアップし、大きな緩み抑制効果が得られる。

※実際にはねじ山は曲がりません。

 しっかり強度がありますのでご安心ください。

4.製品性能

  • 高い緩み抑制効果

  • 低いねじ込みトルク

  • ねじロックレスで大幅なコストダウン

  • セムスレスで軽量化

  • セムスによる斜め締めやワッシャー同士の重なり防止

  • ​繰り返し締結してもねじロックのような剥がれがない

小ねじ+樹脂抵抗タイプ.jpg

5.戻しトルク比較

fix-F4は樹脂抵抗タイプよりも高く、Wセムスと同等の戻しトルクがある

fix-F4グラフ.jpg
Wセムス.jpg

6.製品仕様

fix-F4は精密ねじだけでなく大きなサイズでも効果が実証され、採用されています。

(対応可能素材)

  • SWRCH

  • TDL-3 ※降矢技研取り扱いの高強度ファスナー

  • SUSXM7(SUS304系)

  • SUS410

fix-F4規格表.jpg

7.採用事例・進行中案件

fix-F4採用事例.jpg