ねじ浮き
「ねじが今回のLOTだけ浮いてしまった」
などのご連絡をいただくことがございます。
ねじの寸法を測定しても規格内に入っている為、
ねじの硬度やねじ山形状に何らかの異常がある
のではないかとねじを疑う方も多いのですが、
ねじ浮きの原因は、複数考えられます。
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締付けトルクが不十分
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相手物の下穴寸法が小さい
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被締結物のばか穴寸法が小さい
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ねじ不良(外径、硬度等)
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焼付き
お使いのねじや、相手物の硬さなど設定締付けトルクが最適でない可能性が
あります。締付けトルクの決め方は以下のサイトをご参照ください。
いる可能性も考えられます。
作業前に必ずトルク測定器にてトルクの確認を定期的に行ってください。
最適な下穴寸法の決め方は以下のサイトをご参照ください。
ねじの首元Rや補強を考えずにばか穴が設計されてしまっている場合があります。
ねじの回転による摩擦熱でねじと相手物が焼付きをおこし、ねじが浮いてしまう
ことがあります。 これを防ぐ為に、アルミ用のタッピングねじには表面処理の
上にワックスを採用しているパターンが多いです。
外径が太い、ねじ山形状が歪、ねじの表面硬度が低い等が考えられます。
ねじ浮き対策の具体的なご相談は以下のお問合せボタンをクリックいただき、ご連絡ください。