セル生産におけるねじ締めの懸念点

​セル生産におけるねじ締めの懸念点は、

同じ作業者が複数の異なるねじを締め付ける

必要があることではないでしょうか。

それにより

  • 間違ったねじを締めてしまう

  • 間違ったドライバーで締めてしまう

ことなどがあります。

最近では、プログラミングが可能なドライバー

を採用することで間違ったねじを締めてしまっ

た際にエラー警告を出し、ドライバーそのもの

が動かなくなるようにするなどの高性能な

ドライバーもありますが、ここではねじで

どのような対策が出来るか提案したいと思います。

対策①:カラーねじを使う

製品内部に締め付けるねじであれば、写真の

ようなカラーねじを使うのはどうでしょうか。

特に、間違えたねじを締めては大問題となる

ような箇所に警告の意味でこういった分かり

やすい色のねじを意図的に採用するユーザー

​も多くいらっしゃいます。

対策②:ねじの種類を減らし、ドライバーも減らす

そもそも使用するねじの種類を減らせればこういった懸念はありません。

弊社でご相談を受けるお客様の多くが似たサイズ感のねじを同じ製品に使って

いらっしゃいます。​

例えば、同じスペックのねじで、ねじ部のみ樹脂用と鋼板用とで異なるねじを

お使いの場合、最近はどちらにも締められるねじなどもありますので、共通化

出来るかもしれません。

また、ご存知のとおり締めるねじによって締付けトルクを変える必要がありますが、

一般的なトルクドライバーはトルクの設定が1種類しか出来ません。

最近はプログラミングで1番目のねじは○N.m、2番目のねじは○N.mのように

自動で切り替えられるものもありますが、高額ですし、都度プログラミングを

変えたり、トルク精度の管理も手間です。

そこで、例えばねじの種類を減らす。あるいは、

締付けトルクを共通化させることでステーションに

ぶら下げるドライバーの数を減らすことが出来る

​のではないでしょうか。

例えば、Aというねじは1-1.5N.mで締付けトルクを

設定する必要があり、Bというねじは1.3-1.8N.mで

締付けトルクを設定する必要がある場合、1.3-1.5

N.mの間で設定したドライバーを使うことでどちら

のねじも1本のドライバーで締め付けることが出来ます。

締付けトルクの設定可能範囲を知りたい場合は、

​弊社のトルク試験サービスをご利用いただくことを推奨いたします。